インビザラインと部分矯正(前歯の矯正)
部分矯正(前歯の矯正)とは?

矯正治療は歯全体を動かすものばかりではありません。気になるところだけを治療するための、矯正治療もあります。特に、前歯だけ治したいという希望を叶えることもできます。
歯を動かす量が少ないので、治療期間は短めになる傾向にあります。そのため、費用も全体を動かす矯正よりも抑えることができます。
また、矯正治療というと子供がするものという印象をお持ちの方も多いと思いますが、部分矯正では幅広い年齢の方にも適応できます。
部分矯正(前歯の矯正)の適応症

部分矯正では動かせる範囲が限られるので、全体的な矯正治療に比べると治療ゴールを下げる必要があります。治療ゴールを明確に設定して、その中で治療する場合、適応となる範囲は比較的広いです。
具体例として
- 以前、矯正をしたけど元に戻ってきた
- 前歯に隙間がある
- 前から見たときに軽度のデコボコがある
などがあります。
部分矯正(前歯の矯正)のメリット

部分矯正では治せる範囲が限られるので、メリットが少ないかというとそうでもありません。
- 比較的低価格で治療が収まることが多い
- 短期間で治療が終わることも多い
- 被せものやベニヤとのコンビネーション治療に向いている
などのメリットが考えられます。自分の主訴をできる限りで改善したいときに向いています。
部分矯正(前歯の矯正のデメリット)

部分矯正のデメリットは動かせる範囲が少ないということです。
- 矯正治療の難易度の高い症例では適応することが難しい。デコボコが大きく、どうしても抜歯をしなければならないようなときには向いていません。
- 歯のサイズを小さくして矯正するときに、歯を削る量が大きくなることがある。
などが考えられます。どうしても、無理なことがあるのはしょうがないです。
インビザラインGoとは?

インビザラインには主に、前歯の治療を行うためのシステムが用意されています。インビザラインGoという名称の装置です。
インビザライン同様にアラインテクノロジー社によって提供されている矯正装置です。概ねインビザラインと同じ装置だと考えていいでしょう。ただ、システム上の違いはあります。
インビザラインとの違いは?

インビザラインは全体的な治療ができる、矯正治療システムです。それに対して、インビザラインGoは前から見たとき、上下左右の5本ずつのみに適応できます。つまり、上下10本ずつの治療です。そうはいっても、歯は上下で親知らずを除くと通常14本ずつなので、10本ずつだとかなりの範囲になります。
インビザラインGoは治療期間が2年で、インビザラインの5年に比べると短めになっています。使用できるマウスピースの数も20枚でと限定されるのも特徴です。
ケースアセスメントについて

インビザラインGoには独自の機能も用意されています。インビザラインGoの範囲で治療可能かを判定するアプリケーションが用意されています。
専用のアプリケーションから写真と主訴を提出と、判定結果が返ってきます。これをもとに治療を行うかを考えることができます。

世田谷区矯正歯科
マウスピース矯正(インビザライン)
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